天使か、それとも悪魔か
普段は大人しく
愛想を振り撒く可愛いあのコ
幼く愛らしい性格と容姿から
皆に愛されているあのコ
でも無表情で
何を考えているのか
誰にもわからない
そんなコが
道具を持った瞬間
悪魔に変貌する
表情一つ変えることなく
武器を振り翳し
容赦無く攻撃を与えるその姿は
まさに悪魔そのもの
自由気ままで
二面性を持つあのコは
天使か、それとも悪魔か…?
燃え盛る怒りと嫉妬の炎
ああ、憎い
憎くて憎くてたまらない
自分より幸せな奴らを見るたびに
どす黒く歪んだ感情が心を襲う
苦しくて悲しくて
ひとり絶望の底へ叩きつけられている私を尻目に
あいつらは幸せになっている
あいつらの為に
なんで私がこんな目に遭わなければならないんだ
私より幸せになるなんて許せない
絶対に幸せになんてさせない
地獄に突き落としてやりたい
完膚なきまでに
地獄の底へ叩きつけて
人の不幸顔を見て嘲笑ってやりたい
自分は不幸のままでもいいから
絶望の底へ道連れにしてやりたい
希望の光
いつか会えるって信じてた
私の心の闇を打ち払う優しい人に
人に嫌われ 世界にすらも嫌われて
ずっと冷たい場所でひとりぼっちだったけれど
そんな時代とは もうさようなら
希望の花々達が咲き誇る時
纏わりついた『絶望』という名の鎖を断ち切るように
貴方がやってきた
貴方は私にとって希望の光
孤独の闇から救ってくれた 希望の灯火
貴方は私が孤独の闇にいた時から
ずっと見守っていてくれたんだね
はじまりの炎
”もう誰も信じたくない“人なんてそう。平気で嘘をついて裏切る。
こっちがどれだけ想っていたとしても踏み潰されてしまうの。動物たちの方がまだ素直だ。小鳥達を見ながら優しい声で歌を聞かせてくれる。二度と関わりたくないから閉ざした。
その世界はまるで“明けない朝”。
「なんでも屋です!!」
しかし、明るい声が夜の闇を一つ切り開く。太陽のような燃える炎が心を灯す。
「どうしましたか?」
「え...」
「泣いているのが見えたので。ほっとけないですよ」
“さあ、こんなところから出ましょう“。
夜が明ける。まるで連れ出してくれた貴方は本当に希望の光みたい。
「ねえ、どうしてそんなに優しいの」
「困ってる人がいたら助けるのが普通ですよ」
「皆、自分の事ばかりなのに?」
「そうですね。でも、いいんです。助けられたらそれでいい。貴方がそうですからね。笑顔になれましたか?」
つられて笑ってしまう。まだ希望があるなら、信じていいなら。
「さあ、俺と一緒に冒険に行きましょう!」